①仮設足場設置工事

この工事の価格は、面積と特殊地形です。京都などに多い狭小地では、足場を通常のようには組めないので、特殊技術料を加算されることがあります。足場は工事の品質や作業性を維持し、作業員の安全性を確保するための必要な工事です。近隣の方に塗料などが飛び散らないよう飛散防止ネットで建物全体を覆います。近隣に配慮のある工事業者かどうかは、その後のご近所トラブルを防ぐことができます。

②高圧洗浄工事

施工前に外壁や屋根に付いたホコリや汚れなどは高圧洗浄で洗い流します。高圧洗浄機の強さは、約70～100kg f/c m2に加圧した高圧水です。これはガソリンスタンドに置いてある洗浄機の約2倍の強さです。 この高圧洗浄で、ほとんどの汚れや付着物は除去することができます。 高圧洗浄で洗い落とせない強力なカビ、藻などは専用薬品を使用して除去します。
なお、水圧は、強ければ強い程良いという訳ではなく、圧力が上がれば上がるほど、下地に不具合があればそこから浸水します。特に目地が、水の圧力で破損することもあるため、作業前には下地の不具合がしっかり把握されている必要があります。

③シーリング工事

シーリング工事とは、外壁同士の隙間や外壁とサッシの隙間、また、サッシと窓ガラスの隙間など、住宅に存在するありとあらゆる隙間を埋める工事の事をいいます。シーリング工事は、防水工事において、必要不可欠な工事です。
既設シーリング材の劣化状況を判断し、劣化状況が悪くない場合は増打ちシーリング、劣化状況が悪い場合は打替えシーリングを行います。 シーリングが劣化したまま放置しておくと、漏水の原因になったり、下地が腐って釘が抜けてしまい、サイディング（板状外壁材の総称）が浮いた状態になるなど、後々多額な費用がかかってしまいます。
上記工事だけでも、それぞれ専門で行っている業者がいます。その技術についてはそれぞれ奥が深い分野であります。